多民族研究学会 (MESA) について

About MESA

概要 / Outline

多民族研究学会(Multi-Ethnic Studies Association: 略称 MESA)は、「黒人研究の会」(現「黒人研究学会」)東京支部を母体とした学術団体として発足し、2003年12月20日に第1回全国大会を開催しました。以後、アフリカ、アフリカ系アメリカ、ヨーロッパ系アメリカ、アジア系アメリカ、アメリカ先住民、カリブ、ヒスパニック、チカーノ/チカーナなどを対象として、地理的には北米を軸としながら、民族を共通のキーワードにさまざまな分野の研究者が集い、特定の分野にとらわれない横断的な視座と交流の場を創出、提供してきました。

年2回の全国大会開催や年1回の学会誌の発行をはじめ、いくつかの主な活動をとおして、現代社会における民族にかかわる諸問題の可視化と共有、民族集団・共同体ごとの特徴の抽出と分析、民族的差異を越えた共通項の指摘など、多くの研究成果を公開しています。

入会・会員情報の更新 / Membership

入会・年会費

研究者、大学院生、大学生で入会を希望する方は下記の事務局までメールでご連絡下さい。研究領域は、既存の各分野のほかに中間的・横断的領域も歓迎します。

一般会員の年会費は5,000円、大学生・院生は3,000円です。賛助会員は一口5,000円です。


会員情報の更新

現在会員の方で、住所・メールアドレス・所属等に変更があった場合は、名簿担当の方に必ずご連絡下さい。

会員情報の変更を知らせるメールはこちらをクリックをしてください(現在の名簿担当は西田桐子/Nishida, Kirikoさんです)。


会費納入のご案内

会費の納入は以下の口座にお願いします:

郵便振替口座:00120-5-740076

口座名義:多民族研究学会

事務局 / Contact

入会や学会活動、機関誌『多民族研究』のバックナンバー等についてのお問い合わせは、以下の学会事務局にお願いいたします。現在の事務局長は河内 裕二/ Kawa'uchi, Yuji さんです。

多民族研究学会事務局

〒310-8512 茨城県水戸市文京2-1-1

茨城大学教育学部英語教育教室

君塚淳一研究室内

email: 事務局への電子メールはこちらをクリックしてください


*MESAホームページの記載内容についての電子メールはこちらをクリックしてください(広報HP担当および事務局宛)

会則 / Regulations

多民族研究学会会則

英語名 Multi-Ethnic Studies Association 略記 MESA

第1条(会の名称) 


本会は多民族研究学会(Multi-Ethnic Studies Association)と称し、事務局を担当役員の所属機関に置く。


第2条(趣旨)

本会は黒人研究の会・東京支部を母体にして発足し、African、African American、Native American、Asian American、Caribbean、Hispanic、Chicanoなど、民族の研究、及び海外との学術・文化交流を図る。


第3条(事業)

本会は第2条の目的を達成するために次の事業を行う。

1.大会(年2回、7月、12月)

2.機関誌の発行

3.その他必要と認められる事業


第4条(会員)

本会の会員は第2条の趣旨に賛同し、年会費を納めた者とする。会員は一般会員、賛助会員、学生会員からなる。

1. 入会の承認は三役会が行い、役員会、および総会に報告する。入会希望者は会員の推薦を受けることが望ましい。

2. 会費は次の三種類とする。

· 一般会員 年会費5,000円

· 賛助会員 本会の趣旨に賛同し、これを援助する目的で年間一口5000円以上納めた出版社。出版社は研究書・教材の展示及び販売を行うことができる。

· 学生会員 年会費3000円。大学学部、及び大学院修士課程、又は博士後期課程所属の者で3000円納めた者とする。博士後期課程は3年間とする。

尚、年会費を2年間未納のときは、役員会の決定により退会とみなすことができる。在外研究1年以上のときは、その年の年会費を免除する。


第5条(委員会)

本会は次の会を置き、運営はそれぞれの長が行う。その長は必要により、関連する委員会と調整を図りながら任務を遂行する。

三役会 役員会 総会 企画委員会 編集委員会 大会運営委員会


第6条(役員・任期) 


本会は次の役員を置く。役員会は役員をもって構成し、本会の運営にあたる。

・会長1 名副会長3名 事務局長1 名事務局次長1名

・企画委員会(長・副各1名 委員5名程度)

・編集委員会(長・副各1名 委員5名程度)

・大会運営委員会(長1名 委員5名程度) 広報担当5名程度

・会計担当1 名会計監査2名 名簿担当1 名メールグループ管理1名

1. 役員の任期は1期2年とし、兼任・再任を妨げない。

2. 会長、副会長、事務局長、事務局次長を構成員とする三役会を置く。場合により特任顧問を加えることができる。三役の任期は原則として1期2年とする。三役会の任務については別に定める。

3. 顧問、及び事務局次長を置くことができる。事務局次長は事務局長を補佐する。

4. 会長は本会を代表し、各委員会との調整を図りながら会務を統括する。会長は役員会において役員が互選し、総会において了承を得る。

5. 副会長は本会の会長を補佐し、会長に事故があったときは会長の職務を代行する。副会長は役員会が推薦し、総会において了承を得る。

6. 事務局長は各委員会との調整を図りながら、会長及び副会長を補佐する。事務局長は役員会が推薦し、総会において了承を得る。

7. 会計は本会の金銭の収支を執行し、総会において収支決算を報告する。会計は役員会で推薦し、総会において了承を得る。

8. 広報はニューズレター(年2回)、HPを担当し、大会プログラムの発送を補佐する。広報は役員会で推薦し、総会に おいて了承を得る。

9. 会計監査は本会の金銭の収支を監査する。会計監査は役員会で推薦し、総会において了承を得る。

10. 編集委員長は原稿を収集し、本会の機関誌の発行を執行する。役員会で推薦し総会において了承を得る。編集委員長は、機関誌の原稿の査読をする。但し、編集委員との協議により、編集委員以外の会員に査読を依頼することができる。編集委員は編集委員長を補佐し、機関誌の原稿の査読をする。編集委員は役員会で推薦し、総会において了承を得る。尚、投稿規程は別に定める。

11. 大会運営委員長は、大会の準備、及び運営等を統括する。大会運営委員長は役員会で推薦し、総会において承認を 得る。大会運営委員は、大会運営委員長を補佐し、大会の準備、及び運営にあたる。大会運営委員は役員会で推薦し、総会において了承を得る。


第7条(特別顧問)

本会に特別顧問を置く。特別顧問は、随時の個別の要請に応じ、本会の運営、全国大会の実施、学会誌の編集に協力する。また、学会運営に関し、その意見を具申することができる。任期は規定せず、役員会の改選時に、必要に応じて改選する。特別顧問は役員会で推薦し、総会において了承を得る。


第8条(総会)

総会は本会の最高議決機関であり、毎年1回(7月)会長が召集する。但し、会長が必要と認めたとき、臨時総会、役員会、及びその他の会を招集することができる。


第9条(会計年度)

本会の会計年度は4月1日より翌年の3月31日までとする。


第10条(会則の改正)

本会の会則の改正は総会の了承を得なければならない。


附則 当会則は平成15年11月15日をもって施行する。

役員 / Board

多民族研究学会役員等一覧

特別顧問

風呂本 惇子 小林 憲二 北島 義信 鵜殿 えりか 西村 頼男

桧原 美恵 東 雄一郎 山嵜 文男 加藤 恒彦 山本 伸


名誉会長

岸本 寿雄 松本 昇

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役員会(2021年8月〜2023年7月)

顧問 スチュアート ヘンリ

特任顧問*(企画 西垣内 磨留美

会長* 君塚 淳一

副会長* 長岡 真吾 齋藤 修三 中垣 恒太郎

事務局長* 河内 裕二

事務局次長* 関根 健雄

企画委員会 梶原 克教(長) 馬場 聡(副) 西田 桐子  中垣 恒太郎  平尾 吉直

編集委員会 林 千恵子(長) 永尾 悟(副) ハーン小路 恭子(副) 岩瀬 由佳 横田 由理 伊達 雅彦 村山 瑞穂 吉田 美津

広報担当 河内 裕二(NL) 長岡 真吾(HP) 吉津 京平(HP副) 平尾 吉直 程 文清

大会運営委員** 清水 菜穂(長) 寺嶋 さなえ 深瀬 有希子 関根 健雄 丸山 悦子 中川 智視 白川 恵子 古東 佐知子 小林 朋子

会計担当 峯 真依子

会計監査 吉田 美津 山本 伸

名簿担当 西田 桐子

メールグループ管理 吉津 京平

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*三役会構成員

**大会実行委員長については、全国大会ごとに大会会場校に所属する会員より選出する。(会場によっては例外あり)

歴代会長 / Presidents


(2019 - ) 君塚 淳一

(2015 - 2019) 西垣内 磨留美

(2009 - 2015) 松本 昇

(2003 - 2009) 岸本 寿雄

歴代会長挨拶(作成中)

人と世界と響きあう

西垣内磨留美

 まるで大学のキャッチコピーのようですね。

「感性を磨く」「情報を得る」「探究」「活用」、そして「絆」---- これらもなんと陳腐で使い古された言葉でしょう。しかし、研究や学会という場で、これらの言葉は輝きを取り戻すことができるのです。本学会は、真摯に耳を澄ませ、目を見開くことで、このような言葉の本来の意味が見出せる学会であると自負しています。

 本学会は、個々の民族や民族間の関係を研究することを主軸に、2003年に設立されました。文学、文化学、社会学、文化人類学、史学などの多様な要素が含まれてこそ、民族を語ることができます。このような学問を包括することも本学会の趣旨と言えます。

 万人にとっての宝、あるいは、個人的な掘り出し物を、有為、無為の目や耳で探し当てにきてください。それらをどう広げるか、どう深めるかは研究者の手の中にあります。そして、成果を発表し、より大きな宝を還元することで、学会が生き生きと動いていきます。

 たくさんの研究者の皆さんに、「人と世界と響きあう」が謳い文句でなく、実現する場があることを実感していただき、また実現のための力となっていただくことを、心から願っています。